背骨のゆがみと、当院の整体アプローチ
側弯症とは?
側弯症(そくわんしょう)は、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴う状態をいいます。見た目では「肩の高さが違う」「肩甲骨が出っ張る」「腰のくびれに左右差がある」などの変化が見られます。
側弯症は大きく2つに分けられます。
▶ 機能性側弯症(きのうせい)
-
骨に変形はなく、筋肉や姿勢のクセが原因
-
不良姿勢や痛みをかばう動作で一時的に背骨が曲がる
-
寝た状態ではまっすぐになるのが特徴
-
原因を解消すれば、元に戻りやすい
当院でも改善が見込めるタイプです!
▶ 構築性側弯症(こうちくせい)
-
骨そのものにねじれや変形があるタイプ
-
突発的に現れる「特発性側弯症」がほとんど(原因はまだ解明されていません)
-
寝ても曲がったままで、進行することがある
-
思春期の女子に多く、全体の約80%がこのタイプ
骨の変形自体は戻せませんが、進行予防や痛みの軽減は可能です。
特発性側弯症について
多くは10代前半の思春期に発症し、特に女子に多くみられます。
原因ははっきりしませんが、遺伝子の影響で神経や筋肉のバランスに異常が起こることが背景にあると考えられています。
側弯症がもたらす影響
-
腰痛・背中の張り
-
呼吸の浅さ、疲れやすさ
-
肩こり、肩の可動域制限
-
肺や胃腸への影響(重度の場合)
側弯症は見た目だけでなく、体の不調や生活の質の低下にもつながるため、早めの対応が大切です。
当院の側弯症アプローチ
私たちが多く対応しているのは「特発性側弯症」です。
骨そのものを変えることはできませんが、次のような方法で痛みの軽減・姿勢改善・進行予防を目指します。
治療の流れ
① 姿勢・可動性チェック
→ 背骨のねじれ具合、筋肉の左右差を丁寧に確認
② 徒手療法で筋バランス調整
→ 硬くなった凹側の筋肉を緩める
→ 引き伸ばされた凸側の筋肉を鍛える
③ マトリックスウェーブによる神経アプローチ
→ 神経と筋肉の伝達を整え、正しい姿勢をサポート
④ 呼吸・体幹トレーニング
→ 肋骨と背骨の動きを高め、自然なアライメントを支える
⑤ 全身の連動改善(骨盤・下肢・肩甲骨)
→ 側弯は「背骨だけの問題」ではありません。全身の使い方から見直します。
側弯症との向き合い方
「骨が変形しているから治らない」とあきらめる必要はありません。
正しい筋肉の働きと姿勢を取り戻すことで、日常の痛みや疲れの軽減につながります。
お気軽にご相談ください。