なぜ他の治療院では良くならないのか?
脊柱管狭窄症は、単に背骨の変形や靭帯の厚みだけが原因ではありません。
実は、体の使い方(姿勢や歩き方)による負担が神経を圧迫しているケースも多いのです。
しかし多くの治療院では…
よくあるアプローチの例:
・痛みのある場所に電気をかけるだけ
・マッサージや牽引だけで終わる
・構造(骨や靭帯)だけを見て、動きのクセまで見ていない
これでは、根本の「体の使い方」の問題が改善されません。
たとえば…
歩くときに股関節がうまく使えないと、その代わりに腰が反ってしまい、黄色靭帯がたわんで神経を圧迫します。
✔ 股関節の硬さ
✔ 腰の筋肉の過緊張(特に多裂筋)
✔ お腹の筋肉の弱さ
これらを見逃したままでは症状はぶり返します。
脊柱管狭窄症とは?
年齢とともに背骨や関節が硬くなったり、すり減ったりして、**神経の通り道(脊柱管)**が狭くなってしまう状態を「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」といいます。
どんな症状が出るの?
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足のしびれや脱力感
・座っていると楽だけど、立ったり歩くとつらい
・特に「腰を反らす」としびれが強くなる
・前かがみや休憩で楽になる -
間欠性跛行(かんけつせいはこう)
・しばらく歩くと足に痛みやしびれが出て歩けなくなる
・数分休めばまた歩けるようになる(特に前かがみで) -
重症になると
・尿や便のトラブル(出づらい/漏れてしまう)
・感覚の低下、力が入らないなどの麻痺症状
まず病院に行くべき症状
⚠️ 強い症状が出ているときは、まず病院で診てもらう必要があります。
✔ コントロールできない激痛、灼熱感
✔ 排尿・排便に異常(出ない・漏れる)
✔ 急に足が動かない・力が入らない
✔ 発熱や感染症の疑いがあるとき
✔ ケガ・打撲・骨折の疑いがあるとき
脊柱管狭窄症の原因とは?
脊柱管狭窄症は、「神経の通り道が狭くなり、神経や血管が圧迫される」ことで、足のしびれや歩きにくさが起こる病気です。
その原因には、大きく2つのタイプがあります。
【1. 構造的な問題】
年齢とともに
✔ 骨の変形(すべり症や骨のトゲ)
✔ 椎間板の劣化
✔ 靭帯が厚くなる(特に黄色靭帯)
これらが重なり、脊柱管を圧迫します。
【2. 体の使い方(非構造的要因)】
姿勢や歩き方など、体の動かし方のクセも原因になります。とくに大切なのは、「腰が反りすぎている(腰椎前弯)」状態です。
どうして腰が反ってしまうの?
・歩くとき、本来は股関節が後ろに伸びる(伸展)必要があります
・しかし股関節が硬いと、その分を腰を反らせる動きでカバーしようとしてしまいます
・この反った姿勢が、靭帯をたわませて神経を圧迫してしまうのです
⚙️ さらに深く見ると…
以下のような筋肉バランスの乱れが、腰の反りを強くしています。
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股関節の硬さ(伸展不足)
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腰まわりの筋肉(多裂筋など)の緊張
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お腹の筋肉(腹筋群)の弱さ
まとめると…
脊柱管狭窄症の本当の原因は、
✔ 背骨の老化+
✔ 歩き方や姿勢のクセ
が重なって、神経と血管に負担がかかっていることなのです。
当院の脊柱管狭窄症へのアプローチ
脊柱管狭窄症は、「加齢による背骨の変化」だけでなく、姿勢や歩き方のクセが原因で神経が圧迫されていることが多くあります。
当院では、以下のような脊柱管狭窄症の改善を目的とした施術を行っています。
✅① 股関節と骨盤の調整
歩くときに股関節が硬いと、腰が必要以上に反ってしまい神経を圧迫します。
まずはこの股関節の動きをしなやかに回復させ、腰の負担を減らします。
✅② 腰部の筋肉(多裂筋)の緊張を緩める
腰が過剰に反る原因のひとつは、奥深くにある筋肉(多裂筋)の緊張です。
これを手技でゆるめ、神経の圧迫を軽減します。
✅③ 腹部(体幹)の筋肉を活性化
腹筋が弱いと、腰が反りやすくなります。
お腹をしっかり支えられるようにし、正しい姿勢を維持できる体を作っていきます。
✅④ 正しい歩き方の指導
狭窄症の症状は、歩き方のクセが大きく関係しています。
「腰が反らない歩き方」や「疲れにくい姿勢」を、患者さんの状態に合わせて丁寧にアドバイスします。
✅⑤ 神経と血流の回復をうながすマトリックスウェーブ療法
当院では、神経や筋肉のバランスを整える**電位療法「マトリックスウェーブ」**を導入しています。
これは、微弱な電流で神経や血管に働きかけ、しびれや痛みの緩和、血流の改善をサポートします。
手技では届かない深部までやさしくアプローチできるのが特徴です。
あなたの体を「本来の良い状態」に戻していきます
その場しのぎではなく、動きと神経の通り道の両面から整えていくのが当院の特徴です。
一緒にじっくりと、体の改善を目指しましょう