2017年3月31日 | 佐倉市,整体,佐倉市臼井駅のひだまり,変形性膝関節症 |
変形性股関節症のなかでは膝関節が最も多く、進行性で慢性の経過をとり、中年以降の肥満した女性に多いです。
一次性変形性股関節症
※老人性(退行性)変化として起こります。
※膝関節(太ももの骨とすねの骨の角度)が不適合なものに起こりやすい。
X脚(外反膝)→膝外側の痛み O脚(内反膝)→膝内側の痛み
※頻度として内側の痛み(内反変形)となるものが多いです。
二次性変形性膝関節症
外傷によって引き起こされるもの、捻挫・靭帯や半月板の損傷・関節内外の骨折による外傷性変形性膝関節症・あるいは関節炎症・離断性骨軟骨炎・骨腫瘍の後にも起こります。
症状
膝のこわばる感じを初徴とするものが多いです。
自覚症状は運動痛で始まることが多く、歩行開始や、坐位より起立時に痛みを訴え、とうつうは膝蓋骨の両側または下部にあるものが多く、内側関節裂隙部に圧痛を認めることが多いです。
病状が進めば関節液が増えて、膝のお皿が浮いてくる膝蓋跳動膝がみられます。
歩行能力は低下し膝関節は次第に鈍角位になり、屈曲が制限され正座不能となり、内反膝はその度を増してきます。なお膝の完全伸展も障害されてきます。
一般的な治療
早期に発見して病変の進行防止につとめます。
大腿四頭筋の筋力強化運動
続けることにより必ず効果が期待できるので根気強く行うことが大切です。
足底挿板の使用
内反変形では、足の外側部を少し高くした足底板をいれます。これにより、起立・歩行の際に足を外反させ、荷重線を外側に移行し内側部の負担を軽くする効果があります。
当院の治療
☆アイシングマッサージ
紙コップに水を入れて氷を作ります。紙コップの淵を破ると氷がむき出しになりますのでそれを患部の周りに氷をすべらせながらアイシングしてきます。アイスノンで冷やすよりも効果的です。
体全体を冷やすことは良くないですが、痛みのある局所を冷却することで腫れが引き、自然治癒力が高まります。
☆EMS治療による大腿四頭筋の強化
大腿四頭筋の筋力低下により膝への負担が減って、膝の痛みにつながることがあります。
当院の最新鋭の機器による電気治療(EMS)で太ももの筋肉(大腿四頭筋)に電気を流すことにより、寝ながら筋力を強化できます。太もも(大腿四頭筋)を鍛えることで膝の負担が減ります。
そして、足のEMSは股関節にも電気が流れるので股関節の柔軟性・可動域が増えます。すると足があがりやすくなり、筋肉がより使われるようになるので代謝が上がり、転倒防止にもなります。
☆弾性包帯
サポーターよりも膝の形に合った状態で適度に膝関節を保護して負担を減らしていきます。
保護するものがないと常に膝に負担がかかる状態になります。
家事や趣味、お出かけなど膝に負担が多い方に発症しますので、早期回復の為、包帯の巻き方をお教えしています。
☆拘縮除去マッサージ
太ももの内側部・外側部、お皿の上・下に筋肉が固まっている(いわゆるトリガーポイント)人が多いです。それが痛みを引き起こしているケースが多いので、筋肉の固まっている部分にクリームを使って筋肉の伸び縮みを回復させてあげます。
☆体の左右のバランスをとる
膝の痛みの原因は膝にはありません。
体の左右のバランスが崩れることにより、左右どちらかの足に体重が乗ることとで膝に負担がかかることで発症します。
家で例えると、家(体)が傾いている状態なので、壁のヒビ(膝)だけを修理しても家が傾いたままであるとまた壁にヒビ(膝)は入ります。
つまり家(体)の傾きから取らないないといけないのです。
体の傾きは筋肉や体の骨格だけでなく、内臓や頭蓋骨も偏って歪みますので筋骨格・内臓・頭蓋骨の全身調整を行って体のバランスを整えていきます。
☆栄養指導
ホルモンのバランスが崩れることで発症しやすくなります。
場合によってはカルシウム・グルコサミンなどの栄養素を摂取する必要があるときがあります。遅発性アレルギー(IgG)テスト・Oリング(筋力)テストなどを行い、患者さんにあった食事方法を指導しています。
☆歩行・体操指導
膝の痛みが慢性的に出ている方は、「歩き方」にも問題が出てきています。その問題が足首・股関節・骨盤・背骨のどこからきているのか、歩様を動画にとって分析します。
そして問題のある部位の体操を指導して、家でも簡単な運動を行ってもらうことで早期改善につとめます。
また「靴」が問題ということもありますので、靴もチェックして指導しています。