体内に入った新型コロナウィルスの最初の感染部位は上咽頭を中心とする鼻咽腔粘膜といわれるところです。
インフルエンザウィルスは体内に侵入するとすぐに増殖をするが、コロナウィルスは増殖するまで時間がかかります。そのような事から上咽頭に付着したコロナウィルスが増殖する前に鼻うがいで洗い流すことで感染を防止できるのではないかとういことが言われています。
研究の結果では口腔の中咽頭よりも鼻腔の上咽頭の方がウィルスの量が多いことが明らかになっています。
このようなことから、手洗い、口うがい(中咽頭)を毎日の習慣にしているように、鼻うがい(上咽頭)も感染予防のために習慣化しても良いのではないでしょうか?また、上咽頭は副鼻腔の入り口となりますので、鼻うがいは副鼻腔炎の治療の補助となるのでおすすめです。
◇おすすめの鼻うがい方法◇
市販の色々な鼻うがい(ハナノア、ハナクリーン、サイナス・リンスなど)を試した結果、ボウルを使った鼻うがいが一番おすすめです!!
<実践>
- 洗面所で前傾姿勢になり、方鼻を指で閉じる
- ボウルの生理食塩水を鼻から吸って口にためる
- 口から吐く
- これを両鼻で繰り返します
- 鼻うがい後は前屈するような姿勢でティッシュを使って鼻をかんで下さい。鼻の奥に塩水が溜まったままの状態になると中耳炎などの原因となります。